慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科

223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1
日吉学生部 大学院担当
TEL 045-564-2518

  • 資料を請求する
  • ホームページを見る

先輩紹介

鈴木 鉄平 さん

鈴木 鉄平 さん
慶応義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科修士修了
外資系コンサルティング会社勤務

思考のフレームワークを学べる場として魅力を感じ入学

入学前、経営コンサルタントとしてグローバルプロジェクトに参画していたのですが、海外のメンバーと仕事を進めていく中で2つの壁を感じるようになっていました。
ひとつは専門性の証明です。海外のコンサルタントはPh.D.(博士号)を取得している人が多く、当時、学部卒だった私はプロフェッショナルとして専門性証明の必要性を感じることが少なくありませんでした。グローバルで活躍する人たちのスタンダードがどこにあるのかを痛感したのです。もうひとつは考え方、思考法の違いです。日本人と外国人が一緒に仕事をすると噛み合わないことがよくある。それはなぜだろうと考えたとき、海外の人たちの考え方は、まずコンセプトがあってそれがストラテジーに落ちてきて、次にプランを立てて最後が実行というトップダウンの思考法。でも日本人はその逆です。齟齬なく課題解決できるフレームワークはないのだろうか。そんな渇望がありました。
こうして私自身がブレークスルーしたいと思っていたときに、物事を俯瞰的に見たり、バラバラに分解して組み上げていく思考法を学べる場、つまりシステムデザイン・マネジメント研究科(SDM)のことを知ったのです。

木を見て森“も”見る。「『考え方』を考える」訓練を通じてあらゆる分野に対応できる普遍的な考え方を習得

SDMには多様な科目がありますが、その中でも本研究科のすべてが入っていると言ってもいいのが「システムデザイン・マネジメント序論」です。この科目は考え方の枠組みを学ぶもので、授業でよく出てきた言葉に「木を見て森“も”見る」というものがあります。木を見たら葉、幹、根といった構成要素に分解し、次にそれらがどのようにつながっているのかを俯瞰したところから捉え、さらに複数の木々がどのようにつながり群生して森が形成されているのかを見るというものです。
これは今でも思考の癖になっていて仕事にも生きています。たとえばM&Aをしたあとの企業をうまくワークさせていくときに、まずは合併前の企業の機能をバラバラに分け、2つの企業で重複している機能を取り除いたあと、今度は残った機能がうまくつながっていくように設計するのですが、これはまさにSDMで学んだ考え方そのものです。ビジネスのあらゆる分野に対応できる普遍的な考え方を身につけられたのは最大の収穫でした。

覚悟して入学したほうがいい。でもそれ以上のリターンがある

私が修士論文で取り組んだのは「経験学習サイクル」というテーマでした。コンサルティングファームでの仕事を通して感じていたのが、結果を出す人とそうではない人には何か決定的な違いがあるのではないかということでした。そこで挑戦したのが「経験から自分の仕事の型を作ることが仕事の能力に効果があることを定量的に示すこと」でした。実験を通じて経験から教訓を導くための方法を作り、「経験から学ぶサイクルを自分で回す仕組み」と「その効果を測定する方法」を見つけるという試みです。多くの人々にインタビューを行い、各個人の経験から抽象度を上げて、その人にとって再現可能な要素を取り出すプログラムを構築。さらにこのプログラムが「仕事の能力」によい影響を与えることを確認する実験を行いました。こうして作り上げたプログラムは、当時勤務していたコンサルティングファームのシニアスタッフ向け育成プログラムとして現在も活用していただいています。
SDMには覚悟をして入学したほうがいいと思います。そして学ぶ目的は具体的に持っていたほうがいい。なぜなら学びへの食らいつき方がまったく違うからです。強い覚悟と目的意識を持って入ればそれ以上のリターンがある。SDMはそういう学びの場です。

ページ上部へ