慶應義塾大学大学院経営管理研究科

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教授紹介

山尾 佐智子 准教授

山尾 佐智子 准教授
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科

国際人的資源管理論

普遍的および現実的なケースによる学び

本研究科(KBS)では、1年次に「会計管理」「組織マネジメント」「マーケティング」「総合経営」などの経営に関する主要8領域の基礎科目を学びます。1年次後半からは専門科目も履修することができ、専門性をより深めていくことになります。
学びの特長は慶應型ケースメソッドです。扱うのは普遍的および現実的な企業の課題。私の研究テーマは「多国籍企業の人材管理」ですが、担当する授業においても、日系企業をはじめとした様々なケースを用い、国際的な人材マネジメントのあり方を考えています。
皆さんもご存じのように、現在の企業活動を語るうえで「グローバル」は不可欠なキーワードのひとつです。経済のグローバル化が加速する中、多くの企業が海外に子会社を持つ多国籍化が進んでいます。それに伴い子会社の果たす役割は大きくなり、そこで働く社員のマネジメントが大きな課題となっています。ビジネスリーダーとなる学生の皆さんには、単に知識を得るのではなく、「自分事」として捉えて解決策を探る姿勢を望みます。

ダイバーシティあふれる環境

「グローバル」とあわせて、今後の企業活動で欠かせないキーワードに「ダイバーシティ」と「インクルージョン」があります。国籍や宗教、言語、性別などあらゆる背景を持つ社員の、それぞれの能力やスキルを活かした人材管理のあり方が、今後はより重要になります。
そこでキーワードをそのまま科目名にした「ダイバーシティとインクルージョン」という授業を用意し、多国籍企業で起きている異言語によるコミュニケーションギャップや文化の違いによって起こる障壁などの課題解決策を考えます。授業はディスカッション形式で、学生同士が学び合うことを大事にしています。
また、「国際人的資源管理論」の授業は、単位交換プログラムで短期留学している学生も多く受講しています。30名近くいる学生のうち、半数以上はアジア、ヨーロッパ、北米などの留学生です。KBSで教える前はオーストラリアのメルボルンで教えていましたが、その時よりも多彩な国籍の学生が受講しています。まさに教室自体がグローバルな環境そのものです。
加えて比較的少ない人数で授業を行いますから、お互いのパーソナリティを知ったうえで、様々な観点から考え方を述べ合うなど、濃密なディスカッションが可能です。こうしたダイバーシティあふれる教室の特長をさらに活かすために、学生同士が率直に対話や議論ができるような授業となることを心がけています。

リーダーとしてあるべき姿を学んでほしい

国籍だけでなく、社会人学生の業種もバラエティに富んでいます。メーカーから金融、サービス業まで幅広く、起業家やこれからスタートアップを考えている方なども在籍しています。加えて2015年に開設された、土曜日中心で学ぶExecutive MBA(EMBA)と、全日制のMBAの学生相互の交流も盛んで、KBSは将来の同志やビジネスパートナーと出会える場所にもなっています。
そうした学生たちが、KBSでの2年間の学びに集中できるように、サポート体制も充実しています。その一例が経験豊富な教員による各種サポートです。KBSでは、1年次はゼミに所属せず、入学後に実施する「入学合宿」から徹底的に基礎を学ぶカリキュラムを組んでいるため、学生の履修や学習の相談に応じる学年担当教員がいます。また、学生はグループディスカッションを中心にしながら学び合うわけですが、学期ごとにグループの代表が集まり、教職員と意見・情報の交換をする場も設けています。
専門知識を身につけることだけを目的にするのではなく、リーダーになるために必要な学びの方法を学んでほしい。簡単ではありませんが、そうした学びの態度を持つ学生を、KBSは求めています。

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