明海大学大学院 応用言語学研究科

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研究科紹介

概要・研究分野

【概要】
応用言語学とは、「言語とそれに関連する人間の言語行動」を多角的に探究する学問の総称である。これまで日本では、言語学(理論言語学)・教育学・心理学・社会学などの諸分野で個別に研究され、「応用言語学」としての包括的研究は未発達であった。本大学院研究科は、こうした既存の垣根を超える日本初の応用言語学研究科であり、国内における研究センターとしての役割を担うべく誕生した。

本研究科では、広範かつ多様な研究分野全体を視野に入れつつ、「言語教育コース」「言語理論コース」「言語文化コース」という3つの履修コースを設け、専門知識の獲得に力を入れ、専門的研究の方向付けを行っており、1研究科で開講される科目数としては他大学院に例を見ないような充実を図っている。科目選定においては近年の研究動向を睨み、21世紀において重要となる研究科目を重点的に配置している。
小学校における「外国語活動」が導入された今日、また、経済のグローバル化を加速させるインターネットの普及-こうした時代背景から、今後ますます外国語教育・言語研究のウエイトは高まっていくであろう。同時に、この新しい時代は本研究科の修了生にとっても、新たなる研究機会・ビジネスチャンスの到来を意味する。

【研究分野】
研究対象は多岐にわたる。例えば、「人間はどのようにして言語を習得するのか」、「コンピュータを使って、言語の大量分析をするとどうなるか」、「日本語・英語・中国語に共通の教授法はあるか」、「言語と文化の関係はどうなっているのか」などである。
このように広大な裾野をもつ応用言語学であるが、大別すれば、以下の8研究分野に分類することができる。
1.第2言語・外国語教育の関連分野
2.言語と人間の社会行動・コミュニケーションなどの関連分野
3.言語と言語心理・言語習得などの心理・病理関連分野
4.言語とコンピュータ、通訳・翻訳などの関連分野
5.言語と言語接触・言語対照・言語計画・言語政策などの関連分野
6.言語と文化・比較文化・文学などの言語文化の関連分野
7.言語と脳研究の関連分野
8.言語の構造・音声・意味およびその獲得と運用などの関連分野

特色

・他に類を見ないような豊富な授業科目
・著名教授が多数在籍する充実した指導
・スペシャリティを磨く3つのコースを開設(博士後期課程はコース枠を定めず、一貫性をもたせる)

専門基礎と3つのコース(博士前期課程)

■専門基礎
応用言語学を専攻する上での基礎科目として、「応用言語学研究法特論」と「応用言語学特論」の準必修科目を開講する。「応用言語学研究法特論」では、応用言語学に関係する研究方法、基本的統計処理、テスト、コンピュータ操作法を、「応用言語学特論」では、応用言語学に関する基礎的な知識を広く修得することを目的としている。

■言語教育コース
日本語・英米語・中国語などの言語教育と関連科目の方法論を研究するコース。第1に、個別言語としての日本語・英米語・中国語に関する教育方法・教材研究・カリキュラム研究、評価等を深化させていく。第2に、3言語をはじめとするすべての言語に共通したテーマ-人間にとって言語教育はどうあるべきか?-といった本質的な課題の探求を行う。

■言語理論コース
現代言語学の主要な領域について研究するとともに、個別言語学、対照言語学、言語心理学、第二言語習得、社会言語学、異文化コミュニケーション、コンピュータ言語学などの広がりをもったコース。堅固な基礎言語学の基盤を重視し、言語とは何か、人間にとって言語とはどのような意味を持つのか、社会における言語の働きとは何かなどの課題に取り組むと同時に、日本語・英語・中国語などの個別言語に関する諸問題もその射程に含む。

■言語文化コース
言語と文化の関係-それが言語文化コースの研究主題である。本学外国語学部に設置されている日本語・英米語・中国語3学科の研究の蓄積をさらに発展させ、それぞれの言語における文学・文法・思想等の個別研究を推進している。同時に、3言語にまたがる比較文化・文学(日・英・中比較文学研究等)を通じて、三者の共通性を探り、言語が生み出す文化を包括的に研究している。

目標進路

●言語学・外国語・日本語教育関係の研究者および教員
●国際機関スタッフ
●商社
●語学教材・システム(CAI等)開発
●国家公務員・地方公務員
●通訳
●航空会社
●出版社・報道関係等

研究指導過程

【博士前期課程/2年制 (入学定員15名)】
■1年次
・研究指導教員の決定
・研究に必要な理論、分析方法論等(文献サーベイを中心に研究指導)
・研究テーマ選定に関する指導
・研究テーマの決定
・研究指導
■2年次
・研究テーマと論文作成に応じた研究指導
・論文題目の決定
・研究の進展と成果のチェック
・中間発表(予備審査)のための指導、助言
・論文提出、審査、最終試験、修士学位授与

【博士後期課程/3年制 (入学定員5名)】
■1年次
・研究指導教員の決定
・研究に必要な理論、分析方法論等(文献サーベイを中心に研究指導)
・研究テーマ選定に関する指導
・研究テーマの決定
・研究フレームワーク作成指導
■2年次
・研究テーマ、フレームワークに応じた研究指導
・研究の進展と成果のチェック
・論文題目の決定および論文作成に関する指導
・学会等での発表、報告論文作成の指導
■3年次
・論文構成に関する指導、助言
・中間発表および予備審査のための指導、助言
・最終的、総括的な指導を経て、論文提出、審査、最終試験、博士学位授与

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