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MBAはこう使う!

ブレイクポイント社長 若山泰親氏(下)

ベンチャー支援で起業 ビジネススクールの教壇にも立つ

2016/02/02  (1/3ページ)

■卒業後は、インテリア雑貨の製造販売を手掛けるベンチャー企業に就職した。

 起業への関心は以前からありましたが、KBS在学中にその思いはだんだん強まっていきました。しかし、奨学金をもらってビジネススクールに行ったぐらいでしたので、卒業時の手元資金はほとんどゼロ。やむを得ず起業は先送りして、ベンチャー企業のイデアインターナショナルに就職しました。

 イデアは、修士論文を書くためにインターンとして働きながら、会社の企業価値算定をやらせてもらったという縁がありました。その時点ではイデアへの就職は考えていませんでしたが、卒業する時に改めて社長に声をかけてもらい、入社を決めました。

 入社するにあたっては、会社がちょうど上場準備を進めるところだったので、こちらからお願いして株式公開準備室を作ってもらい、準備室長として入社しました。準備室といっても事実上私1人。上場準備や資金調達をほぼ1人でやりました。

 実際やってみるとわからないことも多く、自分で勉強しながら仕事を進めましたが、事業計画書の作成や数字に関する部分は、MBAで学んだことが非常に役に立ちました。ただ、やっていて実感したのは、企業の資金調達というのは株券を発行しそれを投資家に販売することなので、営業のセンスも大切だなということです。その面では、大倉商事時代の営業の経験も役立ちました。

 上場準備の他に、自ら発案して、在庫を削減するプロジェクトを立ち上げました。インテリア雑貨の事業なので在庫のマネジメントはすごく大事なのですが、当時はそれが不十分。商品企画から発注方法、在庫管理の仕組みまで根こそぎ変えた結果、在庫を適正水準まで減らすことができました。

 イデアでは自由に仕事をやらせてもらえましたが、35歳ぐらいまでには起業しようとずっと考えていたので、その思いを果たすべく、4年で退職しました。

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