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MBAはこう使う!

英国アーユルヴェーダカレッジ校長 石井泉氏(上)

文学部女子がMBA留学 住友信託で経営管理に腕振るう

2015/10/13  (1/3ページ)

 インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」のセラピストを養成する「英国アーユルヴェーダカレッジ」(http://www.ayurvedacollege.jp/)?。石井泉校長(53)は、町工場の経理担当からMBA留学を経て大手銀行に入り、M&Aやスタートアップの経営に腕を振るった異色のビジネスウーマンだ。それがひょんなことから、まったく畑違いに見える今の仕事に就いた。世界最古の医学であり哲学ともいわれるアーユルヴェーダとMBAを結びつけたものとは。

■京浜工業地帯の真ん中で生まれ育った。

 実家は、羽田空港のすぐ近くで、部品工場を経営していました。父の働く姿を身近に見て、経営者に憧れました。おそらくこれが私の原点にあると思います。

 大学は慶応義塾大学文学部に進学。競技スキーの同好会に入り、練習に明け暮れた4年間でした。まだ男女雇用機会均等法ができる前で、女性も仕事をするのが当たり前という風潮は、あまりありませんでした。私自身も、当時はそれほどキャリア志向が強かったわけではなく、就職活動にもあまり身が入りませんでした。

 そんな時、海外のビジネススクールへの留学を目指している友人がいて、そういう進路もあるということを知りました。好きな英語を使った仕事をしたいという思いもあったので、自分もMBA留学を目指すことを決めました。

 そこで、卒業後はいったん実家に入り、経理の仕事をしながらMBA留学のための予備校にも通って、TOEFLやGMATの勉強を始めました。英語は好きだったので、勉強は苦にならないどころか、いつもワクワクしながらしていました。その甲斐あって、高得点を取ることができ、願書を出したビジネススクールのほとんどから入学許可を受け取りました。

 卒業後の進路については、その時すでに、外資系金融機関への就職を考えていました。ちょうど、バブル景気が始まり、外資系金融の日本進出が大きくニュースになっていました。外資系なら、MBAを持っていれば、女性でも中途採用でも入れるだろうという考えもありました。

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