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MBAはこう使う!

きびだんご社長 松崎良太氏(上)

ホルダーだらけの興銀から留学へ 体系的な知識、ビジネスの糧に

2015/06/24  (1/3ページ)

 クラウドファンディングの仲介サービスを手掛ける「きびだんご」。創業者の松崎良太社長(46)は、日本興業銀行(現みずほファイナンシャルグループ)、楽天で長年、企業のM&Aを手掛けてきた。それが一転、きびだんごでは、中小事業主や個人・グループのユニークなプロジェクトの発掘、支援に尽力。背景にあるのは、MBA留学時代に抱いた「才気あふれる人を発掘し、夢の実現を応援したい」との思いだった。

■慶應義塾大学を卒業し興銀に入行。周囲はMBAホルダーだらけだった。

 バブル期の大量採用組だったので、普通なら新入社員はまず配属されることのない、M&Aのアドバイザリー業務を担当する専門性の高い部署にいきなり配属になりました。仕事の内容が内容だけに、周りを見渡すとMBAホルダーだらけ。現楽天会長の三木谷(浩史)さんも、ちょうどハーバードビジネススクールへのMBA留学からから戻ってきたころで、2年弱、机を並べて一緒に仕事をさせていただきました。この時の縁で、後に楽天に転職することになります。

 こうした職場環境でしたので、私自身もいつの間にか、MBAを取ることはごく自然のことだと考えるようになりました。また、日々仕事で使っている会計やファイナンスの数式や理論がどんな考え方に基づいているのか体系的に学んでみたいという動機もありました。ひとつひとつの知識は使いこなせても、なんとなく全体が見えない。そんなモヤモヤ感が常にあったのです。

 最後に私の背中を後押ししたのは、三木谷さんから聞いた「MBA留学すると価値観が変わる」という言葉でした。例えば、米国の産業界で一番尊敬されるのは、自分で創業したベンチャーの社長。その次が大企業の経営者。それが米国の価値観だと教わりました。その時は特に起業を考えていたわけではありませんが、日本にいては知ることのできない経営のあり方を学んでみたい。そんな憧れに似た気持ちを抱きました。社内選考に通り、入行5年目に留学しました。

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