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MBAはこう使う!

サトーホールディングス社長 松山一雄氏(上)

会社辞め挑んだMBA 今も読み返す“腹に落ちた”体験

2015/06/10  (1/3ページ)

 世界で戦う夢を追い、育ててくれた組織を離れて米国へ。そこで大きく成長し、最後は古巣に恩返し――。そんな、プロ野球広島カープの黒田博樹投手のような"男気"あふれるビジネスマンがいる。バーコード大手、サトーホールディングスの松山一雄社長(54)だ。サトーを退職して米国にMBA留学し、卒業後、外資系企業勤務を経て再入社。MBA仕込みの経営知識と国際感覚で、同社のグローバル化を推進する。

■社長室の本棚には、ノースウェスタン大学ビジネススクール(ケロッグ校)時代の教科書が、上から下までびっしり。壁のキャビネットの中には、授業で使ったノートや課題で提出したリポート類が整然と並んでいる。

社長室のキャビネットにはMBA時代の教科書やノートがびっしりと並ぶ社長室のキャビネットにはMBA時代の教科書やノートがびっしりと並ぶ

 ノート類や教科書は、今でも時々、読み返します。当時学んだ経営知識の大半は陳腐化してしまって今はほとんど役に立ちませんが、ケーススタディーで学んだ経営事例の中には、腹に落ちたり目から鱗だったりするものが数多くあり、それらは今でも会社経営をしていく上で非常に役立っています。例えば、何か失敗した時など、ああ、あの時ケーススタディーでやったことを生かしきれなかったなあと反省したりします。

 単なる経営の知識は本を読むだけでも学べますが、こうした腹に落ちる経験というのは、ビジネススクールの授業での議論を通じたりすることでしか得られません。だからこそ、当時のノート類を読み返し、腹に落ちた経験を思い起こし、それを糧として日々の経営に臨むわけです。

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