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MBAはこう使う!

マネーフォワード社長 辻庸介氏(上)

子会社再建通じ経営知識のなさ痛感 ウォートン校へ

2015/05/07  (1/3ページ)

 個人向け家計簿サービスや中小法人向けクラウド型会計ソフトを提供するマネーフォワード。設立わずか2年余りで、個人向けサービスの利用者数は国内最大級の約200万人となるなど、急成長を続けている。創業者の辻庸介社長(38)が目指すのは、ソニーやトヨタのような、日本発のグローバル企業。MBA留学を通じ、ライバルとなる世界のエリート・ビジネスパーソンの凄さや怖さを、肌で知っているのが強みだ。

■京都大学農学部を卒業しソニーに入社した。

 もともと生物と経済に興味があり、大学は理系か文系か迷いましたが、高校の担任から「理系から文系への変更は利くので、理系に行きなさい」とアドバイスされ、農学部に進みました。しかし、大学で勉強を始めて間もなく、結果が出るまでにすごく長い時間がかかる理系の学問というのは、せっかちな性格の自分には合わないことに気付きました。

 在学中に気持ちは完全に切り替わり、将来はグローバルに活躍するビジネスパーソンを目指そうと決めました。そのためには英語ぐらいできなければだめだと考え、大学を1年休学し、米国に語学留学もしました。そのころから、目的意識の塊のような人間でした。

 ソニーに就職したのも、グローバルなビジネスパーソンになるならソニーだ、と思ったからです。当時のソニーは絶好調で、大学生の就職先としても大人気。内定が出たときは大喜びし、入社したらネットビジネスや海外営業をやりたいと期待に胸を膨らませました。

 ところが配属されたのは、考えもしなかった経理部。それでも最初は、石の上にも3年の覚悟で、ひたすら勉強し頑張りましたが、やはり徐々に、これでいいのだろうかという気持ちが強くなっていきました。ソニーのような大きな会社組織では、経理でキャリアをスタートしたら、一生経理マンである可能性も高い。それはちょっと自分の進みたい道とは違うなと思いました。

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