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MBAはこう使う!

クロスアート代表取締役CEO 米村智裕氏(上)

芸大声楽科から一橋ビジネススクールへ

2015/02/12  (1/3ページ)

 芸術のエリートが集う東京芸術大学で声楽を修めるも、経営の面白さに目覚め、卒業と同時にビジネススクールに進学――。米村智裕・クロスアート代表取締役CEO(29)は、こんなユニークなキャリアの持ち主だ。目指すは、日本のクラシック音楽ビジネスに革命をもたらすこと。MBAの力を借りた野心的な試みは、始まったばかりだ。

■3歳からピアノを習い始めた。

 鹿児島県生まれで、高校は地元の進学校に進みました。大学は、ピアノの特技を生かし、教育学部の音楽科に進もうかなと、漠然と考えていました。でも教育学部に行くには、ピアノだけでなく、いろいろな科目ができなくてはなりません。歌もある程度歌える必要がある。ということで、高校2年のときに声楽を習い始めました。すると思いのほか声楽との相性がよく、周囲からも、声楽専攻だったら芸大に行けるのでは、とまで言われました。音楽全体を幅広く学びたいと考えていましたし、せっかく学ぶのであれば芸大がいいだろうと思い、芸大を受験しました。

 芸大では音楽学部声楽科に籍を置きました。専攻はバリトン。4年間、声楽の勉強を続けました。ただ私は当初から、プロの演奏家を目指す考えはあまりありませんでした。芸大で音楽を学ぶ学生は、プロの演奏家を目指す人がほとんどですので、私のような学生は非常に希だったと思います。

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