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MBAはこう使う!

テラモーターズ社長 徳重徹氏

「第二のホンダ」目指し、米でMBA取得へ

徳重徹氏
テラモーターズ社長

2014/09/16  (1/6ページ)

 電動バイクの製造販売を手掛けるベンチャー企業、テラモーターズ。2010年の設立からわずか2年で国内シェアトップを勝ち取り、海外市場にも猛チャージをかける。創業者の徳重徹社長(44)が目指すのは、かつてのソニーやホンダのような「日本発のメガベンチャー」。その夢を実現すべく、大企業のエリート社員の地位を捨ててまで手に入れたのが、MBAだった。

■九州大学工学部出身で、専門は化学。だが就職は、大学での専攻とは無関係の、住友海上火災保険(現三井住友海上火災保険)だった。

 ビジネス書を読むのが大好きな学生でした。よく読んでいたのは、今たまたまおつきあいさせていただいていますが、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどいくつもの世界的企業の役員を歴任した新将命(あたらし・まさみ)さんの本。会社では、ホンダやソニーの話が好きでした。日本発のベンチャーが世界で挑戦する姿勢が憧れでしたね。自分も将来は、プロのビジネスマンとして世界で勝負したい。そんな夢を、当時は漠然とですが抱いていました。ですから就職は、ホンダやソニー、商社を考えていました。

 しかし、父親が猛反対。「行くんだったら絶縁だ」と激怒されました。父親にとっての息子の理想のキャリアは、地元の大企業に就職し、部長ぐらいまで出世して、安定したサラリーマン人生を送ることでした。父親の父親、つまり私のおじいさんが事業で失敗し、家族を路頭に迷わせたことも、父親の人生観に影響を与えたようです。九州大学で化学を専攻したのも父親の意向でした。実家が、大手化学会社が多い山口県でしたから。

 真面目だった私は父親に逆らえませんでした。ただ、就職活動をやり直した時はすでに企業の採用活動も終盤で、面接してもらえたのは、金融機関ぐらいでした。数社から内定をもらい、その中で自分を一番買ってくれた住友海上に入ることに決めました。地元企業ではありませんが、父親もなんとか妥協してくれました。

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