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アメリカに本社を置くアボットの日本法人、アボット ジャパン。医療用医薬品・医療機器の研究・開発、製造・販売などを行うトータルヘルスケア企業だ。門上さんはそのダイアベティスケア事業部で、血糖値測定・分析器といった製品の輸入手続きから販売戦略に至るまでのマーケティングを担当する。
「MBAの取得を考えたのは、今の部署に異動する前のMRのとき。医療機関への営業活動のプロセスを考える際に自分なりのやり方はもちろんありますが、理論に裏付けされた根拠のある行動や考え方があれば採用決定までの期間をもう少し短縮できるのではないか。そのためにはやはり大学院で体系的に学ぶことで、アウトプットのクオリティーも高くなるだろうと思いました」
ボンド大学大学院を選んだのは、英語での科目受講ができること。本社とのコミュニケーション言語である英語を使う環境に身を置くことで語学力を向上できる。さらに、「仕事を通して実践面を経験しつつ、それをまた知識面から補っていく過程を踏みたかったので、仕事を続けながら学ぶことが可能で、しかも通学の負担が少ない遠隔教育システムが魅力に感じました。オーストラリアのボンド本校でのスタディーツアーがプログラムに組み込まれているのも大きかったですね」と、選択の理由を語る。 |
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現在、プロダクトマネージャーとして活躍する門上さんが、ボンド大学大学院の学びを通して培ったものは何なのだろうか。「入学時にはMRだったこともありマネジメントの観点を意識することはさほどなかったのですが、マネジメント関連の科目受講を通して人を動かすための実践的な知識や方法論を身に付けることができました。マーケティングの仕事は営業部門との連携が不可欠であり、一体となってモチベーションを高めていくことが重要ですから」。さらに、「本質がどこにあるかということを非常に意識するようにもなったのも大きな収穫」。例えば、会議を進めるうちにいろんな方向にディスカッションが進み、結論が見えないままに終わってしまうこともままあるが、会議をリードし、自分の描く着地点に導いていけるようにもなった。「これはボンドでのグループワークの経験が大きいですね。メンバーの中にファシリテーターとしての能力が高い人がいてそのスキルがとても参考になり、物事を俯瞰的に見ることができるようになりました」という。
また、ボンド大学大学院には特色のある科目が多いが、なかでも門上さんが挙げたのは、スタディーツアーで受けた「コントローラーシップ」だ。
「会社の戦略などを部署、ポジションごとに役割を明確に振り分け、浸透していくようにコントロールしていくための理論。ハード、ソフト両面の具体的な成功事例を学ぶことができ、この経験をいかして新たな報奨制度のプログラムを提案し、採用されました。このような科目を設けているところは日本では少ないですし、コントローラーシップのほかにも交渉術など、ビジネスと直結した多彩な講義が受けられとても有意義でしたね」 |
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門上さんの目標は、ボンド大学大学院での学びをさらにいまの仕事や会社の中でいかしていくこと。「まだまだ120%活かし切れていません。マーケティングと営業の両部門をつなぐ新たなポジションの立ち上げなど、ボンドで得た知識、経験、そして異業種にわたる仲間たちとの貴重な人的ネットワークを還元していきたい」。さらに、「アントレプレナーシップも重要視され、それまでは起業という考えはまったくなかったのですが、そのアイデアも生まれつつあります。そういう意味では、自分の人生の幅が広がったとも思っています」と、抱負を語る。
「仕事を通して実践面を経験しつつ、それをまた知識面から補っていく過程」を踏みたかったという門上さん。それを可能にしたのは、独自の遠隔教育システムであり、平日は時間がとれないのでテキストをさらっと読み、土曜日に集中して勉強。「(最短2年で卒業できるのですが)私は3年間、自分のペースでできたので、とても楽しく学ぶことができました」という。
「学んだ知識を自分の仕事の中でこういう場面にいかせる、いまの仕事をするうえでこの知識、スキルが足りないというものを明確に振り返ることができ、それを補うためにMBA取得を目指すという姿勢が大切です。そうであれば学びの吸収のスピード、深さが違ってきます。自分の仕事と重ね合わせ、応用できるイメージを持って取り組むことがいいのではないでしょうか」と、アドバイスを送ってくれた。 |
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