慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科

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日吉学生部 大学院担当
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先輩紹介

土居 真也 さん

土居 真也 さん
慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科修士課程修了
DMM.com勤務

20~30代 退職後の再チャレンジ 幅広い知識の習得

「どこまで成長できるのか挑戦したい」という思いで進学を決意

大学院への進学を考えるようになったのは、地元の大学の夜間コースで学びながら自治体職員として働いていたころのことです。
全日制の高校を中退した私は、通信制高校から大学に進学する際に大きなチャレンジを経験しました。大学在学中に自治体職員に応募したこともやはりチャレンジでした。この2つの成功体験はいまでも自分の糧になっています。しかし、その結果として得た自治体職員という立場も、この激動する時代では将来を保証してくれるものではありません。「自分は生き残れるのか」「どこまで成長できるのかもう一度挑戦したい」という思いを募らせるようになっていました。
本研究科(KMD)に興味を持ったのは、スタンフォード大学のd.schoolの存在が大きいですね。同プログラムが発信する“デザイン思考”に関心を持ったのはもちろん、こうした思考法を身につけて「ゼロから1を創造する人材」が、これからの時代に求められるのだと思いました。KMDは日本でd.schoolに匹敵するほぼ唯一の環境だと思いますし、D(デザイン)、T(テクノロジー)、M(マネジメント)、P(ポリシー)の能力を総合的に高めながら、そのうちの1つの専門性を磨くというKMDの考え方にも共感しました。

「リアルプロジェクト」でアイデアをかたちにする過程を経験

KMDの名物科目「リアルプロジェクト」は、通常、指導教授の関心に沿ったテーマに取り組みます。しかし、稀に学生が企画を立ち上げるケースがあり、私がまさにそうでした。
企画したのは、恋愛のドキドキ感を疑似体験できる「恋愛エクササイズ」というサービスです。これを「面白い!」と評価してくださったのが、修士論文の指導教授としてもお世話になった岸博幸先生でした。入学前はDTMPのD(デザイン)を学ぶつもりだった私ですが、岸先生との出会いがきっかけで、先生の専門であるマネジメントをベースに「恋愛エクササイズ」を追求する2年間を送ることになりました。
アンケートやインタビューを重ねてサービスを練り上げ、「恋愛エクササイズ」を実現させたのは2年次の秋です。来場者が謎解きに成功したらモデルの男性と恋愛ドラマのようなシチュエーションを体験できるイベントを行ったのですが、クチコミで集まった女子高生を中心に2時間待ちの行列ができる大盛況でした。
スポンサー企業と交渉しながらアイデアをかたちにした経験は、現在の仕事に直接生かされています。また、このリアルプロジェクトにはさまざまな研究室から横断的に同級生が参加してくれたのですが、どうすれば人が動くのかを学べたことも大きな財産になりましたね。何しろいい意味で変わり者が多いので、苦労が多かったんです(笑)。

やる気次第で自由に人生をデザインできる場所

KMDは能力を磨くチャンスと出会いにあふれ、やる気次第で自由に人生をデザインできる場所です。ただし、自分から動くことをいとわないことが前提です。私は先生方の姿を見かけるたびに「1分ください」と助言を求め、いただいた課題にできるだけ速く応えることを自らに課していました。このサイクルを繰り返すと成長を実感できるのはもちろん、先生との信頼関係も深まり、さらなる成長につながっていくのです。
率直に言えば、地方出身の私が2年間勉強だけに集中する環境を整えるには、学費以外も含めてそれなりの資金が必要でした。奨学金制度を利用したほか、両親からもお金を借りました。入学前には「それでもやりたい挑戦か」と自問自答を繰り返していましたね。いま思えば、「元を取るためにも積極的に学ぼう」と決意するいい機会だったかもしれません。入学を迷っている方は、本当にやりたいかを自問してみてください。「それでもやりたい」と思えるのならあとは進むだけです。
KDM修了後はIT関連企業のDMM.comに就職し、スタートアップに挑戦する人たちのお手伝いをしています。具体的には、海外のクラウドファンディングを利用したい方を対象としたコンサルティングです。また、IoTの優れたアイデアを持っているにも関わらず、製品化のノウハウがない方と企業や出資者をつなぐプログラムも担当しています。「リアルプロジェクト」でサービスの創り手だった経験を生かして、有益なサポートを提供できればと思っています。

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