慶應義塾大学大学院経営管理研究科

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先輩紹介

黄 品超 さん

黄 品超 さん
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科
修士課程2年

KBSでアジア発のビジネスの視点を獲得する

出身地である台湾の専門商社に勤務していた私は、主にアパレル製品のサプライチェーンマネジメントを担当していました。北米の企業がデザインした服飾製品をアジアで製造する際の調整が業務内容です。こうした業務の中で、ものづくりが中心だったアジア地域も、金融や情報通信産業などを含めた産業構造に移りつつあることを感じ、国際的なビジネスに携わるにはこれらの変化に対応できる知識や視点が必要だと考えるようになりました。
そのための学びの場として慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)に入学したわけですが、当初は進学先として、アメリカのビジネススクールも選択肢にありました。台湾の大学に在学中、アメリカに留学した経験があったからです。しかし同時に、「アジア人の私がアメリカ人の視野を持ったところで、ビジネスで成功できるだろうか」という思いもありました。
ビジネスを学ぶ際、一般にアメリカが世界基準と考えがちですが、ヨーロッパ人にとっての“世界基準”はまた異なるでしょうし、今後のビジネスで差別化を図るにあたっても、アジアからの視点でビジネスを学ぶことのほうが意味があると考えたのです。
アジアで社会、経済の基本的なシステムが整備されているのはやはり日本です。日本にも留学経験があり、その際に知り合った慶應義塾大学の学生の印象がとても良かったことも、KBS入学の決め手となりました。

豊富な実例を通して実際の国際ビジネスを知る授業

KBSへの入学を決めたもう1つの大きな理由は、学術と実務の両面で国際的に活躍している教授陣の存在です。私は現在、国際イノベーション経営がご専門の浅川和宏教授のゼミに所属しています。銀行出身で金融に精通し、国際経営、イノベーションにも知見をお持ちの浅川先生にご指導いただくのは、入学前からの希望でした。
浅川先生の授業では、特に「グローバル・イノベーション」が印象に残っています。この授業では、グローバル企業のイノベーションをテーマに、国際経営のさまざまな課題を考えます。以前の仕事でコスト重視を徹底する北米の企業と付き合いながら、現地の文化への理解も必要ではないかと考えていた私にとっては、非常に興味深い内容でした。
「グローバル・イノベーション」では、KBSの多くの授業と同様にケースメソッドを採用していますが、失敗例を含めた18のグローバル企業の実例を検証し、国際経営には販売、物流以外でも人材確保などの多くの課題があることを学びました。特に実務経験がある者にとっては、実際の企業の“物語”を読み、「将来こうした状況に直面したら」とシミュレーションしながら学ぶことができるのは非常に有意義です。先生が示される切り口や問いかけも非常に刺激的で、授業は自然に討論が生まれる雰囲気があります。

世界に広がるKBSのネットワークを将来に生かす

今年の秋学期には、国際単位交換プログラムを利用してThe University of Chicago Booth School of Businessで学ぶ予定です。世界でも一流とされるビジネススクールと提携し、国際的な視野を獲得できるのもKBSの魅力です。留学先では、KBSで学んだ内容をまた別の視点で見ることができるのではないかと期待しています。修士論文の準備と並行しながらの留学は相当にハードなものになると思いますが、将来につながるネットワークを形成するチャンスとも考えています。
ネットワークといえば、歴史のあるKBSにはOB・OGに優秀な方が多く、交流の機会も豊富です。毎年夏の同窓会には私たちも参加でき、なかには先輩方に起業のビジネスプランを提案してアドバイスをもらう学生もいるようです。少人数制のためでしょうか、同級生や先生方との交流も親密です。私はKBSのバスケットボールサークルに参加していますが、メディアに頻繁に登場する著名な先生方と一緒にボールを追いかけることもしばしばです。
現在のところ、卒業後の仕事は未定ですが、異業種出身の優秀な仲間との交流で培った経験を生かし、失敗を恐れずに挑戦したいと思います。同じように自分の可能性にチャレンジしてみたいと思う方にとって、KBSはぜひおすすめしたい場所です。

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