明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科

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教授紹介

市川 宏雄 教授

市川 宏雄 教授
公共政策大学院
ガバナンス研究科長

生涯の財産となる多様な人々とのネットワーク

「ガバナンス」は日本語では表現の難しい概念ですが、「協治」となるでしょうか。政府(ガバメント)が運営してきた旧来型の社会に対して、これからの社会はその構成員の協働により運営されるとの認識に立つ本研究科は、さまざまな問題意識を抱える人々が集い、これからのコミュニティ運営の担い手の輩出を目指しています。
もちろん私たちは専門職大学院として、学生のみなさんには公共政策の課題発掘から実施、評価に至るまでの広範な知見とノウハウを提供します。ただし、本研究科で得られる最大の財産は、ここに集う人々との生涯にわたるネットワークにほかなりません。私たちが「ガバナンス・ファミリー」と呼ぶ本研究科の学生、OB・OGの職業や社会的立場は実にさまざまですが、さらにユニークなのは、地方自治体の職員のみならず、市長・区長・議員などの現職の政治家、政治家を目指す人が加わっていることです。すべてのガバナンス・ファミリーが同じ目線で議論をし、新たな公共政策を創造していきます。アカデミックなサロンともいうべき本研究科は、何かしたいがどう動けばいいかわからないという人にこそ、刺激的な場所となるはずです。
そして、この「ガバナンス・ファミリー」のネットワークは大学との繋がりを持って、卒業後も生涯にわたって続けることのできる仕組みができ上がっています。

実践性、具体性を追求するカリキュラムと修了要件

本研究科での学びが対象とする領域は、次の4つの履修モデルから概観できます。1つ目は、現職議員、首長とその志望者が対象の「都市政治プログラム」。2つ目は、現職公務員と志望者が対象の「自治体マネジメントプログラム」。3つ目は会社員、NGO、NPO職員などが対象の「社会・生活創生プログラム」。4つ目が保健福祉士、建築士など専門分野を有する人が対象の「コミュニティ共創プログラム」です。各プログラムは、公共政策の基礎的な能力を養う基幹科目、ケーススタディとして具体的な事例を扱う応用科目などから構成されます。
また、専門職学位の取得には、研究成果をまとめたリサーチペーパーの提出を求めます。一般的な大学院では約4万字の修士論文をまとめるのに対して、本研究科では2年次に2万字のリサーチペーパーをまとめますが、これは、私たちの“研究”が学術的なものに留まるのではなく、公共政策とは何かを示せる付加価値を持ったものを求めるからです。その審査も、自身の職場でそのまま仕事に生かせる実践性を重視します。学位授与の条件も、本研究科のあり方を象徴的に示すものと言えるでしょう。

日々新たに考えて動き、グローバル化を深化

本研究科では、授業をはじめとするすべてのコミュニケーションと論文執筆を英語で行う英語コースを設けています。主に途上国の外国人若手公務員らが学んできたコースですが、2014年度の秋季入学者からは日本人の受け入れを始めました。国際機関の志望者など、国際的な視点を特に要する公共政策を学びたい方には有為な場となるはずです。
さらに、従来から要望のあった「より上位の課程で学び続けたい」との意欲に応えるべく、2014年度には英語でカリキュラムが組まれたグローバル・ガバナンス研究科(博士後期課程)を新設しました。現在の英語コースの内容(公共政策プログラム、国際開発プログラム、コミュニティ・マネジメント・プログラム)を柱としています。英語コースに関心がある方も、まずは専門職学位を日本語で取得したあとに博士学位を目指すといった、選択の幅を広げることになると考えます。
これらの改革は、日々新たに考えて動くという本研究科の姿勢のあらわれです。「自らのバージョンアップを図りたい」と考える方も、「人生を変えるきっかけがほしい」と考える方にも気付きを提供することが本研究科の役割でもあります。人生は変えることができる。そのことをぜひ実感していただきたいと思います。「ガバナンス研究科で学んでよかった」という人々の増えることを、私たちスタッフは心より願っています。

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