日本工業大学専門職大学院

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専門職大学院
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教授紹介

小田 恭市 教授

小田 恭市 教授
日本工業大学
専門職大学院
技術経営研究科
研究科長

中小企業の成長とイノベーション

社会状況の変化に対応しコース編成を刷新

本研究科は、前身である東京工科学校(明治40年開校)の創立100周年事業として、2005年に開設されました。日本産業の根幹とも言える“ものづくり”は、中堅・中小企業に支えられていますが、せっかく優れた技術を持っていても、適切な経営の知識や実践力がないことで、成功できない例は数多くあります。これらの企業の核となる人たちに、高度なマネジメント力や新製品・事業の開発能力、戦略の立て方、問題解決能力を教育していくことが、日本の発展につながるのです。今日かつてない厳しい状況にある日本の中堅・中小企業の経営にこそ、MOT(技術経営)教育が必要であり、MOTの基礎と実践能力を身に付けた経営者や技術者を輩出していくことが、本大学院の使命でもあるのです。
2013度からは、とりまく経済環境の変化への対応はもとより、中堅・中小企業が抱える課題や本大学院修了生の意見を踏まえて策定した新カリキュラムがスタートしています。
コースは、「中小企業技術経営コース」「プロジェクトマネジメントコース」「起業・第二創業コース」の3つです。
「中小企業技術経営コース」は、中小企業の経営者・後継者が主な対象。技術経営の基本を体系的に学びます。「プロジェクトマネジメントコース」は、企業戦略を実行する段階の責任者が主な対象。企業戦略実行プロジェクトを成功させるためのマネジメント力を身に付けるものです。そして、「起業・第二創業コース」は、起業者、現状を打破するため従来の事業内容を転換し、新しい事業を起こしたいという人を主な対象としています。ただし、コースはあくまでひとつの目安であり、自分なりの学びのスタイルを作ることも可能です。

9分野を設置し、切迫した企業の課題に対応

コース編成の改新に加え、講義の理解をさらに深めるために、「経営共通系」(財務・会計、組織・人材、マーケティング、知財、オペレーション、グローバル、事業承継の7分野)と、「知識・スキル系」(知識関連、スキル関連の2分野)の2つの系を設置しました。中でも、「経営共通系」のオペレーション、グローバル、事業承継の各分野は、近年の中堅・中小企業の切迫した課題に対応したもの。特に急速に進むグローバル化は、激しい国際競争に打ち勝たねばならない企業には切実な問題です。本研究科の授業では、中小企業基盤整備機構の海外支援チームと協力し、院生の要望に応じた国に精通した講師を派遣してもらい、授業を行うという、より実態に即した内容になっています。
これらの系・分野に関して、「基礎科目」「応用科目」と、具体的な企業の事例を基に実践力を磨く「ケーススタディ科目」の3段階を設けているので、院生は着実に修得していくことができます。
さらに院生たちが具体的な経営課題への対応能力を身に付けるのに役立つのが、「特定課題研究」です。院生自らが勤務する企業の課題に対して、解決策を指導教員とともに研究する実践教育で、実際の経営に活用し成功した例がいくつも生まれています。

修了生は「MOT倶楽部」に加入し学びを継続

2010年には、修了生全員が会員となる「MOT倶楽部」を発足させ、勉強会や講演会を開催したり、相互の会社見学を行うなど、自主的に学びを継続させるための場づくりに取り組んでいます。修了して現場に戻った時に、新たな問題にぶつかっても、相談できる場があると心強いものです。そうしていつまでも教員や仲間と関わっていられる仕組みづくりには、今後も力を入れていきます。
1年間で34単位を修得し修了することは、社会人にとっては大変なことに違いありませんが、さまざまな分野の仲間たちと価値観をぶつけ合い、中味の濃い時間を過ごすことは、必ず大きな成果につながるはずです。院生には、単に知識を修得するのではなく、学んだことを自分の仕事にどうフィードバックするのかを常に考えながら学んでほしい。それができるのが本研究科です。この醍醐味を多くの人に体験してもらい、MOTの面白さ、有益さを分かっていただきたいと常に思っています。

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