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リーダーの母校

星野佳路・星野リゾート代表が語る(上)

米ホテル校同期にバカにされないリゾートを

2017/08/04  (1/2ページ)

 星野リゾートを、軽井沢の温泉旅館から日本を代表するリゾート運営会社に成長させた星野佳路代表(56)。リゾート業界のカリスマ、風雲児などと呼ばれ、斬新な発想や経営手腕は、海外からも注目を浴びる。その星野氏がリゾート建設で常に心に留めていることがある。それは、かつて留学した米コーネル大学ホテル経営大学院のクラスメートに「バカにされないものをつくること」だという。

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■大学を卒業し、ホテルに就職した。

 慶応義塾大学時代は体育会アイスホッケー部に所属し、4年間、アイスホッケーにどっぷり。勉強した記憶はほとんどありません。頭の中もいつもアイスホッケーのことばかり。ですから、4年生で部を引退して家業を継ぐことを考え始めた時に、真っ先に思ったのが、少しは経営のことを勉強しなくてはいけないなということでした。

 どうせ勉強するなら、有名なところで勉強したいと思い、ホテル経営学で世界一といわれるコーネル大学ホテル経営大学院に行こうと決めました。ただし、そこに入るには、ホテル業界での実務経験と、しかるべき人の推薦状が必要。そこでホテルオークラに就職することにしたのです。

 当時のオークラの総支配人、山崎五郎さんはコーネルの卒業生。推薦状も山崎さんに書いていただきました。山崎さんだけでなく、コーネルの日本人卒業生は、そうそうたる顔ぶれです。例えば、元帝国ホテル社長の犬丸一郎さん、ホテルニューオータニ総支配人だった甲田浩さん、富士屋ホテルチェーン総支配人を務めた山口祐司さん、みなさん私の大先輩です。

■学生数は1学年50人。同じ学年に日本人留学生は星野氏だけだった。

 コーネルのホテル経営大学院は2年コースですが、1年目の1学期(9~12月)は想像を絶する大変さでした。

 授業の最初にリーディング・アサインメントの本を渡され、こんな分厚い本を、しかも英語で1学期中に全部読まないといけないのかと思っていたら、1学期の課題ではなく翌週までの課題だと言われて、いきなり面食らいました。

 成績を決めるのは、試験の点数、リポートの出来、授業のパーティシペーションがそれぞれ3分の1ずつ。パーティシペーションは、どれだけ他の学生を刺激する発言ができるかが重要です。でも、当然、英語がネーティブの学生にはかないませんから、これまた非常に苦労しました。

 睡眠時間は平均3時間。食事の時間は1日トータルで1時間。残りはすべて勉強です。週末もありません。毎日、必死でした。地獄のような日々を何とか乗り切ることができたのは、大学時代に体育会で鍛えた体力のおかげだと思っています。

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