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リーダーのマネジメント論

ネスレ日本 社長兼CEO 高岡浩三氏(下)

「一匹オオカミにもチャンス」 ネスレの人材活用術

2017/07/14  (2/2ページ)

■3~4世代後に再びイノベーターを

 ――高岡さんは『マーケティングのイノベーター』と呼ばれています。後継者の条件とは何ですか。

 「イノベーターのすぐ後にイノベーターが生まれた事例は世界中どこにもありません。自分のあと3~4世代はリノベーターでいいが、そのあとにイノベーターの社長が生まれてほしいと考えています。イノベーションアワードというはそのための『種まき』と位置づけているわけです」

 「リーダーになる人にとって大事なのは勝つこと。そして自分の部下に給料・ボーナスを与えて喜んでもらうことです。前年比でプラスになり賃上げを続けていくことが今の自分の喜びです。ネスレのボーナスには世界で共通しているルールがあります。目標に対して30%増の成果を上げれば、最高額のボーナスとなる。常にこの目標を目指して努力してきたわけですが、次のリーダーもそうあってほしいですね」

高岡浩三氏(たかおか・こうぞう)

1960年大阪府生まれ。83年神戸大学経営学部卒、ネスレ日本入社。副社長などを経て2010年、生え抜きの日本人として初めて日本法人トップに就任。

(杉浦恵里 代慶達也)

 前回掲載「常識を打ち破れ ネスレの革新的マーケティング仕掛け人」では、マーケティングでイノベーションを実現するための発想法について聞きました。

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