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私を変えたMBA

堀義人・グロービス経営大学院学長(下)

住商を辞め、80万円、30歳でビジネススクールを起業

2017/04/24  (2/3ページ)

■MBAは役に立たないとするMBA不要論が台頭する中、矢継ぎ早に改革を打ち出している。

「このままではMBAは不要だといわれるようになる」と危機感を募らせる

 私自身もいろいろな場で、「このままでは社会から、MBAは不要だと言われるようになる」と警告を発してきました。

 一言で言えば、ビジネススクールの多くは、時代の変化に取り残されています。最近の代表的なイノベーションは、アイフォーン、グーグル、アマゾン、ウーバー、テスラなど、ほぼすべてテクノロジー関連。マーケティングや経営戦略、ファイナンスの知識が経営に必要なことに変わりはありませんが、今は、それらに加えてテクノロジーを理解できないと、経営ができない時代になっています。

 メディアや教育産業など、一見テクノロジーとは無関係な業界ですら、今やテクノロジーなしには事業の成功はおぼつかなくなっている。国内であれ海外であれ、そうした時代のニーズに多くのビジネススクールが対応できていないことが、MBA不要論の本質だと私は思っています。

 時代の新たなニーズに対応するため、グロービスは今年度から、テクノロジー関係の授業をそろえたカリキュラム「テクノベートMBA」を導入しました。

 同カリキュラムでは、プログラミングやアルゴリズムを学んだり、AI(人工知能)やロボットを経営に取り込む方法論を学んだりします。また、今のビジネスリーダーは、情報発信するのにも、人前でのスピーチだけではなく、ユーチューブやSNSを駆使して情報発信できる能力が必要になっています。そうした新しいコミュニケーションのあり方についても学ぶことができます。

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