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私を変えたMBA

堀義人・グロービス経営大学院学長(上)

ハーバード式ケースメソッドに悪戦苦闘

2017/02/14  (1/3ページ)

 安倍政権が成長戦略の柱の一つに据えるベンチャー企業の育成。そのベンチャーの担い手となる若手起業家を次々と輩出しているのが、国内ビジネススクール大手のグロービス経営大学院だ。創設者で学長の堀義人氏(54)自身も起業家だが、起業のきっかけは、米ハーバード・ビジネススクール(HBS)への経営学修士(MBA)留学だった。

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■政治家や科学者の家系に生まれたが、自身はビジネスマンを目指した。

 父方の祖父と父は科学者。母方の祖父は政治家でした。その影響で最初は政治家になろうかと思いましたが、理系科目のほうができたので、大学は京都大学工学部に進みました。しかし、授業でやる実験にどうしても興味が持てない。結局、自分は学者も政治家も向いていないと結論を下し、ビジネスマンとして社会に貢献しようと住友商事に入りました。

 海外留学は学生時代から、ずっと目標にしていました。理由は単純で、祖父も父も留学していたからです。住商に入社後は、花形ビジネスだったプラント貿易を担当し、仕事は非常に充実していましたが、留学のことは忘れませんでした。親に相談したら自分のお金で行くよう諭されたので、社内留学制度を使ってMBAに挑戦することにしました。

 社内選考に通り、どうせ留学するなら一番いい学校に行こうと思って願書を出したHBSにも、何とか合格。学校から届いた封筒を開け、「accept(合格)」の文字を見た瞬間は、思わず叫びました。

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