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私を変えたMBA

佃秀昭・エゴンゼンダー社長(下)

東大卒の銀行マン 理系トップMITで人事に覚醒、転職

2017/03/07  (2/3ページ)

■2年目には成績も飛躍的に向上。ビジネスパーソンとしてグローバルにやっていける自信も得た。

 成績で苦労した1年目とは打って変わり、2年目の授業はほとんどA。自分の得手、不得手を自覚し、人事や戦略、マーケティング系の授業を多くとったことが結果的によかったと思います。

 スローンは、抱いていたイメージに反し、ディスカッション中心のケーススタディーの授業も結構ありました。英語でのディスカッションは日本人にきつい面もありますが、米国人の発言を注意深く聞いていると、実はたいしたことは言っていないということが、だんだんわかってきます。早口の英語なので、最初のころは、すごいことを言っているように聞こえただけだったのです。英語のハンディを除けば、日本人も米国人相手に堂々と渡り合える。そんな自信が付きました。

 一方、当時の日本はバブルに酔いしれ、もう米国から学ぶことはないという傲慢な論調も見られましたが、スローンにいて、米社会のダイナミズムはまだまだ学ぶところも多いと実感しました。

 私は今、仕事として日本企業のガバナンスを論じる時には、むやみに欧米企業の真似をするのではなく、日本の強みや良い点は自信を持って維持し、だめなところは相手を謙虚に見習って変えていくことが大切だと言っています。こうした発想や思考は、スローンでの様々な経験を通じて得たものだと思っています。

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