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私を変えたMBA

佃秀昭・エゴンゼンダー社長(上)

東大卒の銀行マン、MITの金融授業には歯が立たず

2017/02/28  (2/3ページ)

■留学先は、難関の米マサチューセッツ工科大(MIT)ビジネススクール(スローン)。だが、本当は不合格だった。

 留学までの道のりは、けっして平たんではありませんでした。願書を出した学校からの合格通知を待っていたら、ひそかにすべり止めと考えていた学校から不合格通知が届きました。社内選考に受かり、英会話学校まで通わせてもらったのに、どこも受からなかったでは、済まされません。

 焦り始めたころ、スローンの副学長が、日本人の受験者を面接するため、来日するという情報を得ました。ところが、会社の同僚には届いていた面接日時の通知が、私には届いていませんでした。スローンに留学中の先輩に連絡して調べてもらったら、私は面接者リストに入っていないことが判明。つまり書類審査の段階で落とされていたのです。

 必死だった私は、なりふり構わず、何とか副学長と連絡を取り、無理やり会う約束を取り付けました。時間は早朝の30分。無我夢中で自分自身をアピールしたら、後日、合格通知が届きました。

 積極的な姿勢が評価されたのだと思うと同時に、米国という国は、自分から行動を起こせば道が開けるところだということを、身を持って学びました。この経験は、強烈な原体験となって、その後の私の考え方や行動のベースになっているような気がします。

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