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私を変えたMBA

佃秀昭・エゴンゼンダー社長(上)

東大卒の銀行マン、MITの金融授業には歯が立たず

2017/02/28  (1/3ページ)

 上場企業の間でコーポレートガバナンス(企業統治)強化の動きが広がっている。経営者の手腕が一段と問われる時代だ。企業統治コンサルティングやエグゼクティブサーチを手掛けるエゴンゼンダーの佃秀昭社長(52)は、自らの経営学修士(MBA)留学経験を踏まえ、経営者を目指す若手ビジネスパーソンに海外経験のすすめを説く。

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■もともとは国家公務員志望。しかし、OB訪問での「留学したいなら、うちにこい」の一言で、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に就職した。

 高校の時に読んだ城山三郎の小説『官僚たちの夏』に感銘を受け、天下国家のために仕事をしたいと思っていました。それで東京大学法学部に進学し、経済官僚を目指しました。

 ところが、社会勉強のつもりで銀行にOB訪問していた時、三和銀行の先輩から「三和に入れば、留学もできる、好きなこともできる」と猛烈に口説かれ、一転、銀行に就職することに。当時は、バブル経済の真っただ中で、邦銀の絶頂期。中でも三和は攻めの経営で定評があり、ここなら大きな仕事ができるのではないかという期待を抱きました。

 留学を希望したのは、国際化という時代背景もありましたし、経済をしっかり勉強したかったからです。

 会社は希望を聞き入れてくれ、入社1年半後には、支店の営業から本店の国際部に異動し、海外の買収案件を担当しました。留学のための選抜試験にも通り、留学に向けて着々と準備。入行4年目の1989年、念願のMBA留学を果たしました。

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