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私を変えたMBA

ライフネット生命社長 岩瀬大輔氏(上)

教わるのではなく感じ取る~ハーバードの大人の学び

2016/10/11  (1/3ページ)

 ライフネット生命保険の岩瀬大輔社長(40)は、東京大学在学中に司法試験に合格後、大手コンサルティング会社に就職。さらに、著名な投資ファンドに転職し、上場企業の社外役員に就任と、華麗な20代を送った。だが30歳の時、世の中を変えたいと、肩書も高給も捨て、戦後例のない独立系生保の立ち上げにゼロから挑戦。きっかけは、米ハーバードビジネススクール(HBS)への経営学修士(MBA)留学だった。

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■会社の執務室の本棚には、10年前にHBSの授業で使ったケース(企業の経営事例)の資料が、ズラリと並ぶ。

 ビジネススクールの授業で使った教材というのは、卒業後は、自宅の部屋の奥にしまってほこりをかぶったままという人がほとんどだと思いますが、私は会社に置いて、いつでも見られるようにしています。

 何年か前、HBSで仲の良かった米国人から、「マーケティングの授業でやったフォルクスワーゲンのケースを見たいんだけど、誰か持ってない?」というメールが回ってきたので、資料をスキャンしてPDFで3分後に送ったら、みんなに驚かれました。

 ライフネット生命を立ち上げる際にも、授業で使ったケースを参考にしました。世界的な金融機関のINGグループがネット銀行を立ち上げたケースで、銀行と生保は違いますが、ネットが舞台という点は同じ。頭の中に何となくネット生保のイメージを描くことができました。

 ビジネススクールは仕事に役立てるためのものなので、卒業したらハイ終わりでは、意味がありません。授業で使った教材も、しかり。今でも、何か新たな発見はないかと、たまに仕事の合間に読み返します。今度、時間のある時に、リーダーシップの授業でやったケースをじっくり読み返してみようかなと考えています。

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