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私を変えたMBA

C Channel社長 森川亮氏(下)

スマホ普及の好機にいち早くガラケーからシフト 「LINE」誕生秘話

2016/10/04  (1/3ページ)

 LINEの生みの親、森川亮・前LINE社長(現C Channel社長、49)が振り返る、自身のビジネスキャリア。後半は、MBAで自信を付けた森川氏が転職するところから始まる。そして、LINE誕生の秘話を自ら語った。

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■自分を試したくて、約10年勤めた日テレを退職し、ソニーに転職した。

 最初は、テレビやオーディオを扱うカンパニーで新規事業の仕事を担当しました。事業計画を提案してはダメだしされる毎日で、ようやく一つ通ったと思ったら、社内事情で中止に。嫌気がさして、勝手に通信専門のカンパニーに移り、ブロードバンドで動画を配信するジョイントベンチャーの立ち上げに参加しました。人事は困っていましたが、後から異動を認めてもらいました。

 おそらくこの時が、人生で一番働いたと思います。仕事は毎日、朝5時から夜中の2時まで。社内会議は夜11時から。ほとんど寝ずに仕事をしました。私自身は、営業責任者として、昼間は顧客回りの日々。生まれて初めての営業でしたが、ビジネススクールで鍛えたプレゼン力が力になりました。

 事業はなんとか軌道に乗り、社員数も設立当初の10人から150人ぐらいに増えました。ただ組織が大きくなると、やはり何かと窮屈になります。もっと裁量権を持って仕事をしたいと強く思うようになりました。ただ、必ずしも経営者になりたかったわけではありません。自由に仕事がしたかったのです。

 ビジネススクールは基本、ロジックの世界です。ロジックを積み上げると、答えが出ます。しかし昔の日本の企業は、社長の鶴の一声だとか、声の大きい人が決めるという世界。そのギャップに戸惑いもあったのかもしれません。

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