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私を変えたMBA

サントリーHD社長 新浪剛史氏(上)

新浪氏が米企業相手でもひるまない理由

2016/09/09  (1/4ページ)

 経営手腕を買われ、外部からいきなり企業のトップに就任する米国流の「プロ経営者」が、日本でも増えている。代表が、一昨年、ローソンからサントリーホールディングスの社長に就任した新浪剛史氏(57)だ。プロ経営者の多くに共通するのは、MBA(経営学修士)ホルダーであるということ。新浪氏が経営者への道を歩み始めたきっかけも、米国へのMBA留学だった。

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■海外留学がしたくて、留学制度のある三菱商事に就職。ところが、社内の選考試験に2度落ちた。

 慶応大学時代に米スタンフォード大学に1年間、交換留学した時の授業の面白さが忘れられず、もう一度、米国で勉強したいと思っていました。それで三菱商事に入ったのですが、いざ留学を目指したら、社内の選考試験に2回連続、落ちました。

 落ちたのは2回とも最終の役員面接。ということは、自分は会社にとって必要のない人間ではないのか。だったら、いつ会社を辞めることになっても自力で生きていけるよう、MBAはなおさら必要だ。それにMBAを持っていれば、組織に頼らず好きなことができるかもしれない。そんなことを考えたら、MBA留学への意欲は、社内試験の不合格で萎えるどころか、さらに高まりました。

 会社を辞めて行くことも考え、密かに受験準備を進めてハーバード大学ビジネススクールに出願したら、合格してしまいました。ところが、合格通知が届くのと前後し、再々挑戦した社内試験にも合格。結局、社費留学することにしました。

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